【マイケルジャクソンお誕生日イベント】Greg Phillinganesのインタビュー翻訳

こんにちは。あおありです。

2022年8月29日、マイケルジャクソンは64回目のお誕生日を迎えました!

64回目のお誕生日を記念して、ラスベガスで公演中のショー「マイケルジャクソン ONE」によるスペシャルイベントが開催されました。

マイケルの楽曲やワールドツアーに長い間携わっていた、Greg Phillinganes(以下、グレッグ)のインタビューと、「マイケルジャクソン ONE」出演者によるパフォーマンスが行われました。

この様子は公式Youtubeと公式Facebookでライブ配信され、現在も視聴できます。

期間限定かもしれないから、今のうちにチェックしよう!

グレッグのインタビューでは、期待されていた”Thriller40周年記念プロジェクト”に関する情報はありませんでした。

しかし、マイケルとのアルバム制作エピソードや、個人的なエピソードがたくさん聞けて、ほっこりするインタビューでした。

印象的だったエピソードをいくつかまとめます。

この翻訳は、Youtubeの「自動字幕起こし」機能を用いています。また、読みやすいように順序を少し変えています。
筆者は英語ネイティブではないので、部分的に誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

Greg Phillinganes について

1956年生まれのキーボーディスト、歌手、セッションマン、コンポーザー。スティービーワンダーのオーディションで才能を見出される。マイケルとはジャクソンズ時代のアルバム”Destiny”から仕事を共にする。Off The Wall,Thriller, Badのアルバム制作で演奏やアレンジを担当。Badツアー, Dangerousツアーでキーボードを演奏した。

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アルバム “Desitiny”のエピソード

Blame It On The Boogie のデモはダサかった

Blame It On The Boogieのデモはイギリスのバンドが演奏していた。(名前は忘れた)

Pop Bubblegumって感じであまりクールじゃなかった。

僕は「スティービーワンダーならどうするかな?」と考えて、ファンキーにアレンジした

動画16分ごろ

今聞いてもカッコいい、色褪せない名曲はグレッグのおかげで生まれたんですね。

マイケルはドラムも上手

いつだったか覚えてないけど、スタジオでファンキーなドラムが聞こえたんだ。

誰かと思って見にいったら、マイケルだった。

動画 17分ごろ

あまり知られていませんが、マイケルは楽器も演奏できるんですね。

マイケルの演奏、もっと披露して欲しかったな…

アルバム”Thriller” のエピソード

Off The Wall制作時とモチベーションの違いは感じなかった

(「アルバム”Off The Wall”が正当に評価されていないことを受けて、マイケルはThrillerに対して意欲的に取り組んでいたと言われていますが、どう感じましたか?」という質問に対して)

とくにプロセスや取り組み方に関して違いは感じなかった

動画23分ごろ

マイケルの印象は見る人によって違うようです。

ちなみに、マイケルの妹ジャネットは、最近放送されたドキュメンタリーで、「スリラー制作中の頃から、マイケルとの間に壁を感じるようになった」と語っています。

リンク ジャネットジャクソンのドキュメンタリー 衝撃の事実10つ

日本人が作曲したBehind The Maskをマイケルが気に入ってアレンジ

マイケルの自宅で行われたスリラー制作会議に招かれた。そこにはクインシージョーンズ(プロデューサー)とロッドテンパートン(作曲家)がいた。

“Billie Jean” “Beat It” “Wanna Be Startin’ Somethin'” のデモと、いくつか他の曲を聞いた。アルバムThrillerのシークレットワールドプレミアだ。

その時”Behind The Mask”も再生された。これは日本のバンド「Yellow Magic Orchestra」が作曲した。オリジナルは楽器の演奏のみだが、マイケルが気に入ってメロディーと歌詞を加えた。

僕は自分のアルバムを制作中だった。マイケルに「もしもこの曲を使わないなら、使わせてもらえないか」と頼んで、もらった。

僕はマイケルになりきってレコーディングした。この曲でミュージックビデオが放送され、音楽番組にも出演できた。

動画 34分ごろ

日本に関するエピソードが出てきて嬉しい!

Behind The Maskは、マイケルとYellow Magic Orchestraの法律的な交渉が成功せず、Thrillerの没曲になりました。

マイケルが歌った音源は、彼が亡くなったあとにリリースされたアルバム”Michael”に収録されました。

楽曲Thrillerのサウンドをアレンジするのが楽しかった

アルバムの中で一番印象的な曲は、タイトル曲の”Thriller”だ。

ロッドテンパートンが作曲したデモをもとに、サウンドを全て再構築した。

スリラーのベースを弾いたのは僕だよ!あと、最後のナレーション部分の不気味なパイプオルガンの演奏も担当した。

動画18分ごろ

これだけで一生誇れる仕事ですね。

ワールドツアーのエピソード

特別なパフォーマンスは”Billie Jean” “Man In The Mirror”

特別なパフォーマンスは”Billie Jean”と”Man In The Mirror”

7万人を前にパフォーマンスするマイケルを間近で見ていると、

圧倒されて、演奏するのを忘れそうになる

Man In The Mirrorが始まると7万人の観客が一斉に明かりをつける。その景色は忘れられない。

動画 42分ごろ

マイケルバンドメンバーは色んな意味で大変そうです。

セレブ集結のロンドン公演

お気に入りの公演は、Badツアーのウェンブリースタジアム公演。(イギリスの首都ロンドンで開催)

ダイアナ妃、チャールズ皇太子、エリッククラプトン、フィルコリンズ、バリーギブ、ナオミキャンベルが居た。

動画 44分ごろ

さすがのマイケルも緊張していたのでは…?その時の心境が知りたい。

1988年の7月、マイケルはBadツアー公演の楽屋でチャールズ皇太子とダイアナ妃に謁見。チャールズ皇太子の設立した基金”Prince’s Trust”と、イギリス小児病院へ寄付を贈呈しました。

マイケルはいたずら好き

変装してショッピングセンターへ

おそらくアルバムBadの制作中だったと思う。

スタジオに技術的なトラブルがあって、仕事がストップした。これを皆「ダウンタイム」と言っていて、何もできないから好きにして過ごすんだ。

マイケルは「ショッピングに行かない?」と僕を誘った。「予定ないし、良いよ」と答えたら、アフロのカツラと出っ歯のマウスピース、サングラスをつけて変装したマイケルが現れた。

そして信じられないことに、ボディーガードなしの2人きりで、スタジオの正面玄関から出たんだ。

そして、衛星写真でも見えるぐらい巨大なショッピングセンター「ビバリーセンター」へいった。

マイケルはレジの女性にクレジットカードを出すと、女性はマイケルの顔をじっと見た。

そして、デパートでラッピングを頼み、待っている間に変な頭の形をした子供を見つけて、笑い出した。

周りの人がだんだん気づき始めた様子だったけど、パニックにはならなかった。

早足で無事にスタジオへ帰った。

動画27分ごろ

変装しただけかと思いきや、わざと気づかれそうなことをしてスリルを楽しんでいたのですね。

テレビ番組の企画みたいです。

日本のファンとご対面

Badツアー日本公演で、マイケルはホテルの最上階を全て貸し切っていた。

ある日マイケルのスイートルームに呼ばれ、バルコニーからファンに手を振った。

ファン達は僕のことを知らないと思うけど歓声をあげていた。

動画45分ごろ

Badツアー日本公演でマイケルの専属シェフを務めた高谷さんにも同じようなイタズラをしてたような…

マイケルはとても思いやりがある

電子ピアノをサプライズで自宅へ送りつける

僕は電子ピアノを持っていなかったので、欲しいなって言ってた。

アルバム”Destiny”を完成させたあと、自宅の前に白いトラックが停まって、突然マイケルからフェンダーローズ(電子ピアノ)が送られたんだ。

今でも持ってるよ。

動画40分ごろ

おかかえ皮膚科医を連れてきたけど…?

マイケルのソロ30周年記念コンサートのリハーサルのとき、僕は後頭部に「ケロイド」という皮膚が盛り上がった部分があった。

マイケルがそれを見て「僕の皮膚科医にかかるべきだ!」と言って、皮膚科医をリハーサル会場へ連れてきた。

でもその皮膚科医よりもマイケルの方が僕の頭を真剣に診察していた。

動画41分ごろ

本人が気にしていなくても、後でトラブルになるかもしれないので、マイケルは心配したのでしょうね。

頼まれていないのに医者を連れてくるお節介なマイケル、素敵です。

まとめ

マイケルジャクソン生誕64周年のバースデーイベントのインタビューを翻訳しました。

アルバムの制作エピソードや、ほっこりするエピソードが聞けて良かったです♪

1990年生まれ。マイケルファン歴20年ほど。
もはや彼が脳内に住んでいる。
NHK BSのテレビ番組「熱中夜話 マイケルジャクソンナイト」にファンの1人として出演した経歴あり。
ファンの方も、そうでない方も楽しんでもらえる記事を書きたいです。

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コメント

  1. 青子 より:

    youtubeを覗いたけど、あー英語だけかあと思って最後のパフォーマンスのとこだけ見て終わりにしていたので、インタビューの内容を知ることができてとても嬉しいです!しみじみとマイケルを思うことができる楽しいインタビューでした。ありがとうございました!

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