マイケルジャクソンのIn The Closetまとめ(歌詞、ミュージックビデオなど)

こんにちは。あおありです。

こちらは、マイケルジャクソンの曲 In The Closetのまとめ記事です。

セクシー&ミステリアス

In The Closetは、1991年にリリースされたマイケルジャクソンのアルバムDangerousに収録されました。

ミュージックビデオでは、泣く子も黙るスーパーモデル、ナオミキャンベルと共演しました。

オシャレ感がパワーアップして、音源のみとは違う魅力があります。

ここでは、

  • ユニークで謎めいた歌詞
  • In The Closetと深く関わった3人の女性(マドンナ、モナコ公女、ナオミキャンベル)

などについて書いていきます。

独特のサウンド

作曲はマイケルジャクソンとテディーライリー(プロデューサー)です。

全体的にエキゾチックでミステリアスな空気のサウンドです。

ゆったり綺麗に流れるピアノ、バイオリンの音と、ロマンティックな女性のささやきで始まり、

ガラッと雰囲気が変わってクセのつよいパーカッションとマイケルのハミングが飛び込んできます。

脳内が「とぅーるっとぅ、とぅーるっとぅ♪」だらけになるよ

ガラスの割れる音、扉を開け閉めする音、ハンガーが揺れる音?など、随所に聞こえる物音が印象的です。

曲調が変わるポイントに入る間合いや、マイケルの吐息、パーカッションの音がめちゃかっこいいです。

ついにゲイをカミングアウト!?思わせぶりなタイトル

keep in the closetとは、英語の慣用句で「何かを秘密にしておく」という意味です。

その中でも、「ゲイであることを公にせず、隠している」という意味で使われることが多いです。

そのため、ゲイ疑惑が絶えないマイケルが、ついにゲイであることをカミングアウトする曲なのか?と思わせて、話題を呼びたい思惑が見てとれます。

実際の歌詞は、男女の関係がテーマであることがハッキリ書かれているので、

単に「2人の関係を秘密にしておく」という意味です。

歌詞のストーリー性

ベクトルは 女性→男性 とすると…?

男性であるマイケルが「女性から男性への思い」をテーマにしているところがユニークです。

The truth of lust woman to man
女性から男性への欲望の真実

Don’t hide our love, woman to man
私たちの愛を隠さないで 女性から男性へ 

She wants to give it
彼女は与えたがっている

それを踏まえると、「サビの歌詞はマイケルが歌ってるけど、女性側のセリフと考える方が自然では?」と考えられます。

Something about you baby, that makes me want to give it to you

あなたの中の何かが、私を「与えたい」という気持ちにさせる

この部分は、マイケルが歌っているので、一般的には男性側のセリフと解釈されています。

ただし、”you”と”me”がそれぞれ男女どちらを指しているのか、明かされていません。

曲全体を見渡してみると、サビ前の女性のセリフからサビまでが、女性側の気持ちと考えるほうが自然に感じます。

One thing in life you must understand
The truth of lust woman to man
So open the door, and you will see
There are no secrets
Make your move, set me free

あなたが理解するべきことが一つ
それは女性から男性への欲望の真実
ドアを開けて そしたら分かるわ
秘密なんてないの
こっちへ来て 私を解放して

Because there’s something about you baby
That makes me want to give it to you

だって、あなたの中には
私を「与えたい」という気持ちにさせる何かがあるから

マイケルが歌ってるけど実は女性の気持ちなんだよ。というオチもマイケルらしいです。

男性の迷いと結論

女性は素直に自分をさらけ出して、愛を求めます。

一方、男性は惹かれながらも、リスクが頭によぎり、「本当に行っていいのか?」と一歩引いて迷います。

Is it worth the giving?
Is it worth the try?

与える価値はあるだろうか?
試す価値はあるだろうか?

結局、自分の欲求に逆らうことはできない。という結論に至ります。

Then if you want it
Then won’t you taste it

欲しいなら 
味わってまえば良いさ

告白と秘密

女性側は、お互いの愛を隠さず、オープンにして、解放して欲しいと言っています。

Don’t hide our love 私たちの愛を隠さないで

open the door ドアをあけて

There no secrets 秘密なんてない

Don’t say to me you never tell 絶対に秘密だなんて言わないで

しかし、男性側の答えは一貫して”Keep it in the closet”

つまり「秘密にする」です。

Now we’ll make a vow to just
Keep in the closet

僕たちの約束をしよう
この関係は秘密にすると

2人の物理的な距離は近づいても、気持ちは最後まで平行線のまま曲は終わります。

Give In To Meとは対照的

同時期に発表された曲に、Give In To Meがあります。

この曲もセクシー路線ですが、In The Closetとは真逆の状況を歌っていて、面白いです。

In The Closetは「彼女から」与えたがっているのに対し、Give In To Meは男性が一方的に女性を求めています。

3人の女性

In The Closetの制作に深く関わっている女性が3人います。マドンナ、ステファニー・ド・モナコ、ナオミキャンベルです。

それぞれの関わりをまとめてみます。

マドンナ

マイケルと同い年で、お互い人気の絶頂を極めていた大物アーティスト、マドンナ

もともと、マイケルはこの曲でマドンナと共演したいと考えていました。

マドンナも最初は前向きに取り組んでいましたが、求める方向性のズレが大きく、結果的に離れてしまいました。

1991年の春頃、マイケルとマドンナは共演に向けて何度も会っていました。

お互いのアイデアを惜しみなく出し合うために、おしゃべりしたり食事したり、ふざけあたりしながら仲を深めました。

マドンナは、クリーンなマイケルのイメージチェンジを試みました。

そのため、より直接的で刺激的な表現を求めましたが、マイケルは「オブラートに包んでミステリアスに表現する方が芸術的」と考えていました。

2人の価値観の大きな溝は埋まることなく、幻の共演となってしまったのです。

大スター同士の貴重なコラボレーションが夢と消え、残念がるファンも多かったことでしょう。

私は、マドンナがこの曲に関わったことも、結局離れることになったことも正解だったと思います。

マドンナとの共演を見据えることで、これまでのマイケルとは違う斬新な作品になりました。

同時に、マドンナ側もマイケル側も妥協することなく、それぞれの理念を貫きました。

マドンナが妥協してデュエットが実現していたら、彼女らしくない作品に嫌々参加する結果になっていたし、

マイケルが妥協して、マドンナの要求を受け入れていたら、マイケルらしくない曲になっていたことでしょう。

オンリーワンだからスターなんだよ

Mystery Girlの正体はモナコのお姫様!

最終的にマイケルと共演した女性は、モナコ公女のステファニー・ド・モナコです。

大女優、グレースケリーの娘としても有名です。

皇族でありながら、歌手として野心的に活動していました。

海外の皇族って自由だね。

彼女はマイケルと同じレコード会社(ソニー)と契約を交わしたところでした。

そういった事務所の都合もあり、共演することとなりました。

リリース当時は彼女の名前は明かされず”Mystery Girl”と表記されました。

ささやき声がよく似ているので「これはマドンナでは?」という憶測もあったそうです。

ナオミキャンベル

ナオミキャンベルは世界トップレベルのスーパーモデルです。

In The Closetのミュージックビデオでマイケルと共演し、圧倒的な存在感を放っています。

公式Youtubeチャンネルで、マイケルとの共演について話しています。

小さい頃からマイケルのファンだったので、共演の依頼が来たときは嬉しかった。

しかし、すでにファッションショーでスケジュールが埋まっていたので、断った。

すると、マイケル側がショーの料金を払って埋め合わせすると言い、

マネージャー同士の話し合いの結果共演することになったそうです。

やる気とお金があれば大抵のことが実現してしまうのね

鍛え抜かれたボディーをあらゆる角度から惜しげもなく披露しています。

セクシーで芸術的で、下品さやイラやらしさを全然感じさせないところがさすがです。

おしゃれモード全開のミュージックビデオ

In The Closetのミュージックビデオを監督したのは、写真家として有名なハーブ・リッツです。

In The Closetのビデオは、同監督が手がけたジャネットジャクソン(マイケルの妹)のLove Will Never Do(Without You)のビデオから、強く影響を受けていると考えられます。

以下のような共通点があります

  • シンプルな肌見せファッション
  • 強い日光、砂漠
  • 出演者が少ない
  • 男女の絡みシーンが多い
  • モノトーン多用(In The Closetは全編セピア)

エスニックな雰囲気のロケーションで、中東?アフリカ?古代ギリシャ?どこ?と思いましたが、撮影場所はカリフォルニア州、セットはスペインの教会や街並み風だそうです。

撮影時の様子をみると、澄んだ青空、白い建物、白いドレス、美しい砂漠のコントラストがとても美しいです。

しかし敢えての全編セピア映像でアンニュイな世界観を演出しています。

マイケルとナオミの絡みはセクシーだけど、どこかチグハグな感じもあり、ほんのりシュールです。この、「お互い溶け合い切らない感じ」がIn The Closetの世界に合っていると感じます。

クールな雰囲気のなか、マイケルがたまに見せる笑顔がめちゃ可愛い。

笑顔のマイケルの方が好きだな

牛?が引いてる回転する丸い装置??は何でしょうか。農作業に使うやつでしょうか。牛がいなくても回るので「電動なんかい!」と心の中でつっこみました。

このビデオは「過激すぎる」という理由で南アフリカ共和国で放送禁止になりました。

In The Closetのミュージックビデオとメイキング映像は、「Dangerousザ・ショートフィルム・コレクション」というDVDに収録されています。おすすめ。

「マイケルジャクソンVISION」にはミュージックビデオだけ入っています。

参考資料

1990年生まれ。マイケルファン歴20年ほど。
もはや彼が脳内に住んでいる。
NHK BSのテレビ番組「熱中夜話 マイケルジャクソンナイト」にファンの1人として出演した経歴あり。
ファンの方も、そうでない方も楽しんでもらえる記事を書きたいです。

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