こんにちは。あおありです。
この記事では、1983年に発表されたマイケル・ジャクソンの楽曲「Wanna Be Startin’ Somethin’」の魅力をさまざまな角度から掘り下げます。
他に有名な作品がありすぎて、ファン以外の知名度が高くない。
しかしマイケルとファンにとっては思い入れが強く、絶対に外せない曲
楽曲の魅力
エネルギッシュ リズミカル 楽しい ワチャワチャ 飛び跳ねてしまう
アフリカっぽいのが一番の特徴!
作曲はマイケル、Off The Wall制作時期からあった。(あえて遅らせていた)
最初に作った曲は”Startin’ Something”だった。Off The Wall製作中に僕が作曲したけど、クインシーにはアルバム候補曲として明かさなかった。
The first song I had was “Startin’ Something,” which I had written when we were doing Off the Wall but had never given to Quincy for that album.
Michael Jackson, MOONWALK
シンプルな印象に反して、複雑に混ざり合ったサウンド
ライブバージョン、カバー、リミックスなど、アレンジによって違う表情を楽しめる。
マイケルのルーツであるアフリカ音楽がベース

コールアンドレスポンス歌唱
Off The Wallよりも幅広い音楽を取り入れた。意識的に白人のアーティスト、感性を混ぜ込んでいる。
でも「あくまで自分のルーツはアフリカ」と最初に主張している。
スリラーの原動力は「オフザウォールを過小評価した音楽業界への復讐心」
R&B,ディスコ,ソウルなど、アフリカ系アーティストが得意なジャンルだけでなく、
- ポールマッカートニー
- ロック、エディバンヘーレン
- TOTO AOR
ジャンル/人種の幅を広げた。
アメリカで生まれ育った。アフリカに行ったことがない人が多い。
アフリカ系の人々がどんどん認められて、世界に進出する。様々な文化に触れ、混じり合っていく。
私たちはここ(アフリカ)から来たことを、黒人たちに絶対に忘れてほしくない。もし忘れてしまったら、本当に道に迷ってしまう。覚えておいて欲しいんだ。
“I don’t want the Blacks to ever forget that this is where we come from. And if we forget, it would really get lost. I want us to remember.”
Vogel, Joseph. Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson (English Edition) (p. 116). Kindle Edition.
どんなに世界規模で成功しても、世界中の音楽を習得しても、自分の原点は常にアフリカ!っていう決意と誇りの表明。
全てのツアーで冒頭に、生歌でパフォーマンスしたことに、その決意が表れている。
シンプルかつ奥深いサウンド
アフリカ➕ジャズ
生楽曲✖️シンセサイザー
主にDとEの繰り返しコード(DFEもある?)
ベースはシンプル
複数の楽器が複雑に重なっている
一体感を持って融合している
同じドラムでもマイケルの声が入ってたり
トランペットとサックスとトロンボーン
生活音;バスルームの床を叩く音、手を叩く音とか

AIや録音技術が発達しても、このハイレベルなセンスを再現するのは難しいでしょう
時代も文化も言語も関係なく楽しめるフレンドリーさ
何度聞いても飽きがこない奥深さ
マイケルのリズミカルな歌声
高揚感
なめらかになったり、トゲトゲしくなったり、地を這ったり、飛び上がったり
ミックスにより違った表情を楽しめる
アレンジによってベース、パーカッション、ストリングの強さが違ったりして楽しい
どの要素を強調するか?解釈によって表情が変わる
- オリジナル、Demo
- コンサート(Victory Bad Dan HIS TII)
- 30th
- 2008withAkon
- Immortal
- Glee
- MJ the Musical(おしゃれ、シック、都会的)
- (リアーナ)
Immortal
ドラムが強くて好き
ライブの雰囲気に近い
Wanna Be Startin’ Somethin’ 2008 feat. Akon
Akonはセネガル出身
マイケルの新しいヴォーカル!!
※「始まり」のイメージだが生前最後にリリースされたシングルでもある
ソロ活動30周年記念コンサート
マイケルソロ30周年記念コンサート
本人のパフォーマンスはもちろん、マイケルを愛するビッグアーティストのパフォーマンスも見どころ
マイア、アッシャー、ホイットニー・ニューストンによるWanna Be Startin’ Somethin’
アフリカテイスト全振り
ゴージャスで、ミュージカルっぽい
「なぜその体勢で歌える?」身体能力おばけアッシャー
ヘルシーで女神様みたいに美しいマイア
マイケルと同時代にポップカルチャーを牽引したホイットニー
歌声のパワーは群を抜いている
3人の個性がぶつかり合い、バッグダンサーもエネルギッシュでパワフル
ワチャワチャ感、にぎやか、カオスでいい!
ファンとマイケルをつなぐライブパフォーマンス
ファンキーでロックなサウンド
生歌へのこだわり
キーを低くしている
TIIは原曲キー?
ダンス
振り付けはバドツアから
too high to get over too low to get under
最後のフットワーク
途中で止まる
ミステリアスな題名と歌詞の分析
楽しい、明るい印象のサウンドなのに、不穏な言葉が並ぶ歌詞のギャップにおどろく。
「pain: 痛み」「fever: 熱」「break down:衰弱」「lie: 嘘」など…
断片的なエピソードが登場する。つながりが無くてなぞ。
突然「自分を信じよう」的な、整ったメッセージが現れる。そして最後は謎の呪文「ママセママサママクサ」
実は、Wanna Be Startin’ Somethin’ というタイトル自体も不思議です。まずはタイトルから見てみよう。
タイトルの意味は「何かを始めたい」なのか?
「君は何かを始めたい」と和訳されている。
「トラブルを起こす」という意味も
文字通り「何かを始める」という意味にも
「トラブルを起こす」「喧嘩を始める」という意味でも使われる。
解釈によって
- ポジティブな意味(新しいこと、良いことを始める)
- ネガティブな意味(やっかいなこと、周りの迷惑、嘘の噂をばらまくなど、トラブル)
どちらも想像できる
Wanna Be Startin’ Somethin’はマイケル独自の表現
I want to be a star.
You want to start something
[be]と「Starting」の部分に違和感がある。
Wanna be (the one who is) starting something
君は何かを始めたいではなく
君は何かを始める人になりたい
断片的に描かれる苦悩の瞬間
I took my baby to the doctor
With a fever, but nothin’ he found
By the time this hit the street
They said she had a breakdown
Billie Jean is always talkin’
When nobody else is talkin’
Tellin’ lies and rubbin’ shoulders
So they called her mouth a motor
If you can’t feed your baby
Then don’t have a baby
And don’t think maybe
If you can’t feed your baby
異常者扱いされる病人、ゴシップ、無計画な妊娠と出産
Vegetable(野菜)の真意は?
You’re a vegetable
植物状態になった人間(差別的表現なので注意)、活気のない人
停滞から解放へ向かう結末
It’s too high to get over
You’re too low to get under
You’re stuck in the middle
And the pain is thunder
【曲解説】Michael Jackson – Wanna Be Startin’ Somethin’(ブログ「炭酸和訳」様より
急に出現する「きれいな詩」
Lift your head up high
And scream out to the world
I know I am someone
And let the truth unfurl
No one can hurt you now
Because you know what’s true
Yes, I believe in me
So you believe in you
Help me singing
苦しみ、しがらみ、障壁を乗り越えて大空へ羽ばたこうとするマイケルの魂
人種の壁、チャイルドスターの栄光、音楽業界の衰退… マイケル本人と、わずかな側近以外は、だれもスリラーが世界一のアルバムになると信じなかった。バカにした人もいるだろう。
世界一のエンターテイナーになる。そう自分に言い聞かせる。
マイケルのパフォーマンスをみた人にも感じて欲しい。
貧困、宗教、政府の事情、差別などで夢をあきらめてしまう人もいる。
視聴者にも羽ばたいて欲しい。
実際、マイケルをきっかけに才能を開花させた著名人は多い
ママセ・ママサ・ママ・クサ(意味なんてない。歌おう!)
As a matter of fact I asked what “mama se mama sa ma makossa” meant, “oh, don’t mean nothing, Just sing it”
実は、ママセママサママクサの意味を(マイケルに)聞いたら「意味なんてない。歌って!」と言われた。
ドキュメンタリー「Thriller40」Oren Watersインタビューより
マヌ・ディバンゴというカメルーンのアーティストの曲“Soul Makossa”の歌詞からインスパイアされた言葉です。
オリジナルの歌詞(Soul Makossa)
mama ko mama sa maka makossa(ママ コ ママ サ マカ マコーサ)
マイケルの歌詞(Wanna Be Startin’ Somethin’)
mama se mama sa ma makossa (ママ セ ママ サ マ マコサ)
最後の言葉“Makossa”は「ダンス」を意味すると記載された記事がいくつかあります。
まとめ
参考資料
man in the music
All songs
thriller 40 documentary


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