ジャネットジャクソンのドキュメンタリー 衝撃の事実10つ

マイケルジャクソンの妹であり、自身も超有名なアーティスト、ジャネットジャクソンのドキュメンタリーが2022年に公開され、話題になっています。

このドキュメンタリーはもともとイギリスの会社”Workerbee”が制作し、2022年1月28日にテレビ放送されました。

ジャネットの子供時代から、仕事、恋愛、家族との関係などについて、本人の口から深く切り込んだエピソードが語られます。

放送後、この番組は大きな話題となり、日本のケーブルテレビでも2022年6月12日に放送されることになりました。

ジャネットジャクソン ー 私の全て ー https://jp.history.com/janet/

英語のYoutubeチャンネル “MsMojo”では、このドキュメンタリーの中で特に印象的なエピソードを10個紹介しています。

アーティストとしても、プライベートでも話題に事欠かないジャネットジャクソン、どんなエピソードを語っているのでしょうか?

幼少期に受けた差別

ジャネットの兄たちのグループ「ジャクソン5」が成功した後、一家はインディアナ州のゲーリーという町からカリフォルニア州ロサンゼルスのエンシノという地区に移りました。

当時のエンシノは住民のほとんどが白人で、黒人であるジャクソン一家を受け入れられない人もいました。

通りがかった知らない人に受け入れがたい言葉を浴びせられたり、学校では生徒や教員からも肌の色や髪について、からかわれたそうです。

it’s like does that come off? No? Does yours?

(黒い肌に対して)「これって剥がれるの? これって自分の肌なの?」(ということを言われたのよ)

「Poetic Justice」で共演した2パックとの関係

1993年に公開された映画「Poetic Justice」でジャネットはヒロインを演じました。

この時、恋人役を演じた2パック(トゥパック・アマル・シャクール)とはお互いを刺激し合う特別な関係だったそうです。

当時ジャネットは、レーン・エリゾンドと結婚しており、2人が本当の恋人になることはありませんでした。

それでも、2人の間には本当にロマンティックな空気が流れていて、映画関係者の中には2人がデキているのでは?と勘繰る人もいたそうです。

隠し子騒動は真っ赤な嘘!

1980年代に、ジャネットに隠し子がいるという噂が流れました。さらに、その子供はジャネットの姉リビーが育てているといわれていました。

この時、ジャネットの体重が増えていたことがきっかけで、妊娠疑惑が取り沙汰されました。

しかし、実際は避妊用のピルを服用していた副作用で太っていただけでした。

夫の薬物依存問題

ジャネットは18歳でジェームス・デバージと結婚しました。ジェームズは薬物依存症を抱えており、結婚式の夜、どこかへ行ってしまいました。その後、問題は解決することなく1年ほどで関係は終わりました。

I would find the pills and I would take them and try to flush them  down the toilet and we would be rolling  around on the floor fighting for them 

私が薬を見つけて、トイレに流して、そのあと2人で床に転がって喧嘩したりなんてこともあったわ

2番目の夫、レーン・エリゾンドはジャネットのミュージックビデオを監督するなど、仕事上のパートナーでもありました。

しかし、支配的な面があり、プライベートでもずっとジャネットを撮影し続けていたり、鎮痛剤依存の問題を抱えていました。

身体の変化に関する悩み

ジャネットがアメリカのドラマ「Good Times」に出演していた頃から、思春期に入りボディーイメージに関する悩みを抱えます。

この頃、ジャネットが幼く見えるよう、胸を押さえつけられていました。

また、ストレスを解消するために過食し、太ってしまう問題もありました。

when I get  stressed or something’s really bothering  me, It comforts me 

ストレスが溜まったり、嫌なことがあると、(食べることで)気分が落ち着くの

太った体型をマイケルにからかわれ、傷ついたこともあると告白しています。

スリラーのヒット後、別の道を歩む兄弟たち

ジャネットは、兄弟を大切に思う一方で、自分自身のアイデンティティーを確立させることに悩んでいました。

  I just felt “where where do i fit in “

自分の居場所はどこ?と感じていたわ

スリラーがヒットした頃から、兄弟たちは別の道を歩んでいきます。

ジャネットのデビューアルバムのタイトルは、「ジャネットジャクソン」でしたが、本人は「ジャネット」に変えたいと思っていました。

I wanted them to  accept me from me, to be interested in this for me, not because I was the brother or sister of

私は自分自身として受け入れてもらいたかったし、興味を持って欲しかった。(ジャクソン一家の)兄弟としてではなく。 

父によるコントロール

ジャネットは子供の頃、弁護士になりたかったそうです。しかし、ジャネットに音楽の才能があることを感じた父親、ジョーは、問答無用でジャネットにタレント業をさせました

I don’t ever remember being asked.  I just remember being put into it.

意見を聞かれた覚えはない。ステージに押し込めらたのよ。

I didn’t want to do that. I did it for my father

私がやりたかったわけじゃない。お父さんのためにやったの。 

それでも、ジャクソン家の成功は父親ジョーの協力なしではあり得なかったことを認めています。

When you see where we came from and see where we are now, we owe so much to my father 

私たちがどこから来たのか、今どこにいるのか。振り返って見ると、お父さんのおかげの部分が大きいわ。

マイケルのスキャンダルが落とした影

ジャネットはコカコーラのイメージキャラクターに抜擢される予定でした。しかし、93年にマイケルの少年虐待疑惑が勃発した後、この仕事は無くなりました

ジャネットのキャリアにも大きな影を落とした事件でしたが、ジャネットはマイケルの側にいてサポートに徹していました。

また、マイケルとの共演作”Scream”についても言及しています。

ジャネットは、仲良く暮らしていた過去を思い出すひとときを過ごせると期待していたものの、2人はバラバラに仕事を進める時間が多く、「マイケルと喧嘩している」かのような気分になったと言っています。

 I wanted it to feel like old times between he and I. And it didn’t . Old times had long past.

昔の私とマイケルみたいな気持ちになりたかった。でも違った。もう遠く過ぎ去った思い出なのよ。

スーパーボウル事件の後

2004年のスーパーボウルハーフタイムショーで、ジャネットがジャスティン・ティンバーレイクと共演したとき、衣装の不具合で胸が露出しすぎてしまったという事件がありました。

この番組はアメリカの一大イベントで、子供たちも楽しみに見ているため、かなりマズいハプニングでした。ジャネットはその後激しいバッシングの標的となりました。

共演していたジャスティンは、ジャネットに声明を発表しようかと相談したそうですが、ジャネットは「やめたほうがいい」とアドバイスしました。

They’re aiming all of this at me  so I said if I were you, I wouldn’t say anything

みんな私だけを標的にしていたから、「私があなただったら、黙ってるわ」って(ジャスティンに)言ったのよ

共演していた2人の扱いには露骨な差がありました。その年のグラミー賞にジャスティンは出席しましたが、ジャネットの招待はキャンセルされたのです。

この辛い時期をやり過ごすため、ジャネットは自分の仕事に集中し、家族や友達と静かにすごす日々を送りました。

マイケルとの最後の思い出

2009年、マイケルが50歳にして突然他界したニュースに驚き、最初は受け入れきれなかったのはジャネットも同様です。

彼女とマイケルが最後に会ったのは、両親へのサプライズパーティーで、他の兄弟たちも一緒でした。

マイケルはジャネットの隣に座り、たくさん笑い、楽しそうにしていたそうです。

そして、2人は “I love you” と言い合ってその日を終えました。それが最後の言葉になるとは思ってもいなかったでしょう。

別れはとても辛いものの、最後に愛の言葉を交わせたことはジャネットの支えになっているようです。

but at least I had that. I miss him.

少なくともその言葉はもらったの。彼がいなくて寂しいわ。

まとめ

このランキングを見るだけでも、ジャネットの人生がいかに壮絶だったかがわかります。一つ一つは知っていても、まとめて見るとびっくりしますね。

これだけ辛い経験がたくさんあるのに、ジャネットは昔から、誰かを強く避難したり悪口を言うことがほとんどない印象です。

色々と振り回されているイメージですが、本当はかなり芯の強い心を持っているのではないでしょうか。女性としての心の在り方を考えさせられるドキュメンタリーでもあります。

「ジャネットはマイケルの妹じゃない!彼女自身がスターだ!」という意見が強い中、このランキングではどうしてもマイケルや家族の話が中心になっています。それは仕方のないことかもしれません。

でも、本編では彼女の作品や表現についてもっと詳しく触れて欲しいなと思ってしまいます。

今は子育てを楽しみながら、アーティスト活動も意欲的に続けているジャネット、幸せになってほしい。応援してます。

▼この記事を書いた人
あおあり

1990年生まれ。マイケルジャクソンファン歴20年ほど。
もはやマイケルが脳内に住んでいる。
マイケルの言葉を直接理解したいというモチベーションで英語を勉強し、英検1級、TOEIC960取得。
ファンの方も、ファンじゃない方も楽しんでもらえる記事を書きたいです。

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